最近よく、土方さんと万事屋の旦那が一緒に居るのを見る。



「………………」


あぁ、幸せなんだ。あの二人は。

好きな人の近くで。

俺には、無い。






「あれ?沖田くん」
「旦那…………」

いつの間にか土方のヤローは消えてた。



「旦那、はどうしたんですかィ?こんな場所で」

聞かなくても分かってる。

「あー、沖田くんを探しに?」
「は?」


予想外だ。
この人が自分になんの用があるというのだろう。

「いやー、何か土方が前から、『沖田の様子がおかしい』って心配しててさ~」
「土方さんが?」

「うん。何か『俺に対する殺意が最近五割増しなんだが』だって」
「あー…………」


それは土方さんの自業自得だぜィ?



「何か悩みごとでもあんの?」
「……………さぁ」


自分でも分からない。自分がどうしたいのか。
何を望んでいるのか。


「ま、何か話聞いて欲しくなったら何時でも来いよ」
「ありがとーごぜぇます」


銀時はその場を去ろうと足を進めた。
が、後ろから沖田に着物の端を掴まれ立ち止まる。


「一つだけ、聞いてもいいですかィ?」

視線は地面に落とす。

「なに?」


「あんたは今、幸せ?」


「………まぁ、幸せだけど」


大事なものに囲まれて、温かい。

それに今は別の意味で大切な奴も出来たし。



「なら、俺は不幸ですぜィ」

「は?」


意味が分からない。



「旦那の幸せが、俺の不幸」


顔を上げると目が合う。今、自分は上手く笑えてるだろうか。
否、泣きそうだ。



「沖田君?」

あぁ、この人はこんな表情もするのか。
なんて暢気に思ってしまった。



「安心して下せぇ、俺は旦那が幸せならそれでいいんで」
「…………」
「じゃ、そろそろ仕事に戻りまさァ」


俺はさっさとその場を去った。









思ってもないことを口にするのはなんて簡単なんだろう。








本音はこんなにも




喉につっかえて




出てきてくれはしないのに。





――――――――――――――――――――――


沖田君には神楽ちゃんと幸せになってほしいけど銀さんに片想いでもよし。

ちなみに沖田君は受け希望なんじゃね?

とりあえずしんみりした話が書きたかったの・・・・・・・・・
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