なんだろう。
最近男鹿を見てると恥ずかしい。
話してるときでさえ気まずくて目を合わせないようにしている。
そして男鹿は俺の様子が可笑しいことに気付いた。
「なんか最近古市よそよそしくねぇ?」
「そんなことねぇだろ」
なんとなく誤魔化したほうがいいかもとてきとうに返す。
しかし変なところで勘が鋭い男鹿に古市の誤魔化しは効かなかった。
「何で眼合わせようとしねーんだよ」
「見てるだろ、いつも」
「嘘つけ。なら今見ろ」
「…………………」
「ふーるーい―ちーくーん?」
両手で顔を挟まれる。
しかも近い。
「は、」
「は?」
観念したように口を開く。
「恥ずかしいんだよ………、お前見てると……////」
「はぁ?」
男鹿は頭上に?を飛ばしている。
確かにいきなり恥ずかしい人と言われても分からない。
「なんか、見てられないっつーか」
「……………それってよ」
「うん?」
「やっぱ何でもねぇ」
古市の顔を離す。
男鹿は古市を自分の方へ引き寄せた。
「え、何だよ////」
「これ以上近づくのは嫌?」
「嫌じゃ、ないけど……ぅわっ!」
古市を抱き締めた。
「男鹿っ………」
「ドキドキしねぇ?」
「…………す、るかも」
密着した部分から伝わってくる鼓動の速さ。
「ふーん………じゃいいや」
「え、何が」
古市をぱっと離す。
「ジュース買ってくる」
「お、おぉ………」
古市を残して自動販売機へ向かう男鹿。
「な、何?本当………」
一体今のは何がしたかったんだ?し、心臓うるせーし……。
「早く気付けよ、古市」
あんま、待ってやる気はねーぞ。
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