「あっ!やっべぇ………」
「……っハァ………何が?」
しまったという顔をする男鹿に尋ねる。
意識が朦朧とする中視線だけ向けた。
「いや……、中に出しちまってよ」
「は?別にそんなん…………」
いいよ、そう言おうとしたら男鹿に遮られた。
「俺が良くねんだよ」
「…………何で」
まさか俺の心配してくれんのか。
デーモンのくせに。
「俺が後で掻き出さねーといけねぇだろ。めんどくせぇ」
「あ、そっちですか」
うん、やっぱお前はデーモンだよ。
「別に自分でやるし」
「それはイヤ」
「何だそれ………う、あっ……」
「古市?」
「おまっ、急に抜くなよ!」
抜くときの小さな刺激さえ体が反応する。
まだイったばかりで敏感な体を震わせた。
「………風呂行くか」
男鹿はベッドから下り、服を古市に投げる。
「まだ立てるわけねーだろ。鬼かお前」
投げられた服を羽織り、毛布に顔を沈める。
すると体を毛布から剥がされた。
「毛布返せ」
「知るか。ほら風呂行くぞ」
古市の腕を引っ張って起こす。
「ちょっ、男鹿!うわっ」
起こすと同時に横抱きに抱えた。
宙に浮く体を両腕で支え首に手を回すようにと促す。
「…………姫抱っことか………死にたい」
そう言いつつも手はしっかりと男鹿の首にある。
「絶対変なコトすんなよっ?」
「掻き出すだけだっつーの」
「もう一回しようとか考えてんじゃねーだろうな」
ギッと睨む。
男鹿は古市に向かってバーカと声を投げる。
「さすがの俺でもお前にそこまで無理させようとは思わねぇよ」
髪にキスする。
「………っ////」
「これでも大事にしてやってんだぞ?」
「と、当然だろ!?」
「何怒ってんだ?」
「怒ってねぇよ!つーかさっさと降ろせ!服脱ぐ!」
「脱げんのかよ」
「服ぐらい自分で脱げるわボケ!」
男鹿の腕から逃れ、バッと豪快に脱ぐ。
「先入ってるから」
「おー」
中に入って蛇口を捻るとシャワーから温かいお湯が出てくる。
「………気持ちい………」
頭から湯を被る。
「…………ヒっ!!」
足に何かが伝う。
水とは違う、ドロリとしたソレ。
「古市?どーした?」
男鹿が入ってきた。
「いや……その…………ん、」
目を逸らすと男鹿にキスされた。
「中から出てきてんな。待ってろ、今掻き出してやっから」
「う、あっ……」
指で古市の足を撫でる。
「白ぇな……」
中指を挿れ、掻き回す。
「あっ、や……待っ」
「古市、声出すな」
「なっ!ムリ………っン」
男鹿の手の平が口に被さる。
もう片方の手は卑猥な音をたてながら自分の出したものを掻き出していく。
「声出されたらマジで理性飛ぶ」
「っ!!???//////」
なら止めろよ!
一人でした方がマシだっつーの!
声を出そうとしても遮られていて出せない。
「大分出たぞ」
「…………っ」
いちいち言うな!
「よし!…………大丈夫か?」
「大丈夫じゃねーよ!!」
「………確かに、大丈夫じゃなさそーだな。ソレ」
「っ////死ねっ!」
「俺が抜いてやろうか?」
古市が言葉を発する前に男鹿は手を伸ばした。
古市のソレを手の中に収め、強く上下に動かす。
「あっ……や、あぁっあ……」
抵抗する暇もなく攻められ、高ぶっていく気持ちを止められない。
「ン、あっ………く、ぅあっ」
「…………………」
古市エロすぎ………
あーヤり足りん。
「……………っ」
「イったな。じゃ風呂浸かるか」
ポンポンと慰めるように頭を撫でてやる。
それなのに古市の奴は不機嫌な顔をしてる。
「なんだ、古市」
「……お、」
「お?」
肩をふるふると震わせ、古市の視線は男鹿から逸らされる。
「おっ、お前……っ!ソレ!」
「お?ソレ?」
「勃ってんじゃねぇか!!」
涙目で信じられないというように睨まれた。
「あ?古市がえろいのが悪ぃ」
「ヤ、ヤらねえぞっ!?」
後退りする。
「わぁってるって!しねぇよ!」
「……………」
「何だよ」
「いや……、やっぱ気遣ってくれてんのか?」
「ムリさせんのは、な」
普段は乱暴で横暴なくせに。
変なとこで我慢して、優しいから俺は。
「男鹿キモい」
「あぁあん?んだとコラッ!」
「キモい」
「ほほぅ。そんなに俺に殺されたいか、古市クンは」
「……………//」
「あ?」
眉間に皺を寄せているくせに頬が紅上している。
何だこの表情。
「だ、だってお前……が、俺のことちゃんと好きなように聞こえ、るっ」
言い終わると同時にキスされた。
「バカだろ、お前」
「ぁ?」
「好きなようにじゃなくて、好きなんだよ」
「……………バーカ」
男鹿を置いて先に湯船に浸かる。湯が体に染み渡る。
温かい。
男鹿も続けて入ってきた。
「嬉しいくせに。素直じゃねー」
「うっせ!………ん、」
降ってきた優しい唇に溶けそうだ。
温かいのは体でしょうか。
それとも
心でしょうか。
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