*14巻ネタバレ有り












俺と黒子っちは、青峰っちが好きだった。







俺は青峰っちと付き合ってたけど黒子っちは俺を妬むでも憎むでもなく、友達を続けてくれた。
黒子っちは青峰っちが大切でかけがえのない存在だからこそ、青峰っちが俺を好きだと知ってすぐに手を引いた。
暫くは複雑な気持ちでいっぱいだったけど黒子っちも普通だったから自然と元通りになった。


一度黒子っちに言ったことがある。





『なんで俺のこと嫌にならないんスか?』

『なんでと言われても…………、青峰君が黄瀬君を好きなのは変えようのない事実なんですから。仕方ありませんよ』

『そういうもんスか』


『青峰君は黄瀬君に譲ります。でも』

『?』


『試合しているときの相棒は僕ですから、試合のときのあの顔はあげません』


そう、二人の連携プレーが成功したときのあの屈託のない笑顔は誰にも譲りたくない。


『しょうがないからいいっスよ』






今では懐かしい思い出。



俺が好きだった頃の青峰っちも、黒子っちが好きだった青峰っちももういない。


それなのに俺は青峰を求めて。





求めて。



IHで戦ったとき思った。もし俺が勝ったら元に戻ってくれるかもしれない。
だから憧れるのを止めた。結局俺は負けて何も言葉をかけてもらえなかった。

それが悔しくて悲しくて、泣きたくて。

自分が許せなかった。



青峰っちを元に戻せるのは自分だけだと自惚れてた。



WC前半戦の後黒子っちが言った言葉をたまたま近くにいて聞いてしまった。






『ただもう一度』



『青峰君が笑ってプレイする姿を見たい』






黒子っちは青峰っちが好きだった。

俺も青峰っちが好きだった。




それでも青峰っちを元に戻せれるのは黒子っちでも俺でもなくて。



火神。





青峰っちと同じステージに立てる唯一の人。
いくら俺が練習して努力しても行き着けなかった境地に行ってしまった。


青峰っちが認めた男。






「何で…………何で俺じゃない?」



俺でも黒子っちでもなくて何で火神なんだ。どうして報われない。



「俺じゃ………なんでダメなんスか……」





理由は簡単だ。





言葉にするのも嫌なくらい思い知ってる。







「弱いから………、俺が弱いからっ…………」






青峰は……………今、火神を見てる

それが嫌でたまらない。
青峰が俺に一番だと言ってくれたことが消えてしまったように。



俺の中のアンタを消してしまいたい。








「あんたは今……………」



火神が好きなのか?





もしそうだとしても俺は




アンタが好きで、忘れることはない。










でも火神は黒子っちの大切な人だから嫌いにはなれない。



俺はどうすればいいのか、分からない。




俺は黒子っちみたいに割りきれない。火神に託すなんて出来ない。








「なんで俺じゃない………!」



青峰っちを元に戻せるのは自分だけって思わせてくれてもいいじゃないか。





「青峰っちが………………好き」










俺と黒子っちが好きだった人。




取り戻せるのは火神だけ。





――――――――――――――――――――――――――――――


切ないのが書きたかったんです。

私の中では帝光時代では黒→青黄

現在 火黒(→) 青←黄

みたいな?


なんかもうねー・・・・・・・黄瀬君が可哀想だね。

まあ巻き込まれてる火神のほうが可哀想だよね








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