黄瀬の機嫌が悪い。

いや元から悪かったんじゃなくて俺が怒らせちまったからなんだけど。




「なー、悪かったって!いい加減機嫌直せよ」
「青峰っちなんか知らないっス!だいたいなんで俺が怒ってるか分かってるんスか?」

「…………俺がお前の話聞かずに話すばっかしてたから?」
「…………………全然分かってないじゃん」



分からん。何かしたか俺。
最近黄瀬と寄りを戻したがイマイチコイツの考えてることが分かんねぇ。

中学のときはもっと分かってた気がすんだけど………


何だ?あー面倒くせぇ!



「……………」


黄瀬が恨めしそうに青峰を見るが青峰は視線を反らすばかりだ。
今までの黄瀬はもっと単純な奴だったはず。

………黄瀬とこんなに気まずくなったのは初めてかもしれない。


「………………」


沈黙が流れる中、青峰の携帯が鳴った。
取り合えずこの空気を誤魔化すために携帯を手に取り、画面を開く。

そこには『from 火神』とあった。


「あ、火神からだ」


内容を読もうと画面をスクロールすると携帯がベッドの方へ弾かれた。
それも凄いスピードで。


「てっめ!何すんだ!」
「そっちこそ!今日家来てからずっと火神、火神って…………!!火神っちとメールとか!あんたソレばっかじゃん!」

「お、おまっ!まさか機嫌悪かったのって…………っ、火神が原因かよ!」
「だったら何スか?そんなに火神っちがいいんなら火神っちとデートでも何でもすりゃいいじゃないっスか!」


馬鹿だ!こいつ馬鹿だ!
くっそ………可愛い!



「黄瀬………こっち向け」

「……………」


ムスッと拗ねた表情で睨んでくるのも可愛くて仕方ない。
軽く髪にキスして、黄瀬が放り投げた携帯を取った。


「これ、俺と火神のメール。見ろよ」
「いいんスか?」
「ん」


渡された携帯を操作して火神と青峰のメールを見る。



メールは青峰から始まっていた。




『今から黄瀬ん家でデート。いいだろ』

『いや何が!?つか自慢話ならしてくんな!つーか、俺だって今黒子と一緒だし』

『あ、黄瀬ん家着いた。早く押し倒してー』

『俺の話は無視かよ。つか昼間っから盛んじゃねえ!』

『やっべぇわ。今隣に居んだけどよ、超笑顔可愛い』

『お前本当、黄瀬好きだよな』

『中学の時も好きだったけどよ。やっぱ今が一番惚れてる』

『惚気んな!』

『お前だってテツと今一緒でいちゃいちゃしてんだろ?』

『火神君から代わって黒子です。君達と一緒にしないで下さい。あと火神君との時間邪魔しないで下さい』

『へぇへぇ。悪かったな』



ここで一度メールが切れている。そして時間を空けてもう一通。
おそらくさっきベッドに投げたときのメールだろう。




『あんまり僕たちにメールしてたら黄瀬君が泣きますよ?拗ねてこっちに愚痴られてもウザいので、そうなっても巻き込まないで下さいね』



「黒子っちって何でもお見通しっスよね」
「…………そーだな」

「つか、俺が真横にいんのにメールの内容が俺とかっ………馬鹿じゃないっスか!」

「馬鹿でケッコー」
「わっ」



力強く引き寄せ、そのままベッドに押し倒した。青峰の
子どもみたいな笑顔に胸がきゅうぅんときめく。


「だって俺、お前とまたこうなるとか考えたことなかったし。なりたくても黄瀬が嫌がるだろって」
「いっ、嫌がるわけないっ!ずっとあんただけ見てきたし!!」

「分かってるって。なんつーか……火神とテツのお陰かもな」
「火神っち達には一応感謝するっスけど…………俺じゃ青峰っちと同じとこまで行けないのが悔しい」

「そこは頑張れよ」
「むー」




「…………もう離さねぇから」


嬉しくて、青峰の顔を引き寄せて唇を軽く触れ合わせた。
黄瀬はニッと笑った後、青峰の両頬を引っ張った。



「俺が離さないんスよ!!」


「いひゃっきひぇっ!いひゃい!」
「離して欲しい?」
「はなひぇっ!!いひゃい!」

「じゃ、離す変わりにキスしてよ」


はっ、と声を出そうとするともう黄瀬の手は引っ込められていた。



キスしてよ



そう訴えかけられて導かれるまま柔らかそうなそこに顔を下ろした。









きっと大人になってから思い出して、二人で青春時代の甘酸っぱさに笑うんだ。

それまでずっとこのまま一緒。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


WC後はきっと青峰っちとカガミンはメアド交換してると思う。

んで二人が仲良さ気だからきーちゃんが嫉妬しちゃうんだよ!!

黒子っちは嫉妬・・・・・・・・・・無意識にしてそうだな。

とりあえずこの四人の絡みが好きですwww


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