IHが終わった後からちょくちょく暇を見つけては東京に足を運び、青峰と1on1をしている。
そして今日も青峰と1on1をしていた。
流石に公式戦ほど必至にはしないがある程度は本気を出している。
黄瀬も前とは違い、すぐに青峰にゴールを決められなくなった。
それでもやはり青峰からゴールを五回に一回ぐらいしか取れない。
いや五回に一回も、の方が正しいかもしれない。
少しは近付けただろうかと思うと嬉しくなる。
「…………」
今は疲れてベッドで寝ている青峰に目をやる。
部活の午前練の後に1on1を頼んでしまったのだ。
今日はムリヤリ桃井に参加させられたらしい。
「ねぇ青峰っち」
静かに寝息を立てる人物に話しかける。
「アンタ、やっぱスゲーよ。中学ん時は同じチームだったっスから試合は出来なかったけど、公式戦で戦って分かったっス」
一瞬青峰の体がピク、と動いた気がした。
「アンタの本当の強さ、怖さ。バスケに対する気持ち。」
(青峰っち多分、起きてるっスよね)
「俺は中学の時より強くなった。アンタはIHのとき、海常と……いや、俺と戦って少しでも楽しかったっスか?アンタが欲しがってたもん、あげれたっスか?」
「……………」
「もし起きてんなら寝たフリしといて」
「…………」
返答はない。
「俺、青峰っちに負けたこと本気でショックだったんス。やっと追い付いたと思ったのに、届かなかった。」
「止めるって言っときながら、ぶっちゃけまだ心の何処で憧れてる。」
涙が出てくるほど今でも俺は捕えられてる。
青峰っちがバスケをする姿に。
見惚れてしまうから、ダメなんだ。
「俺、青峰っちに心底惚れてる」
気持ち悪いっスよね。
同じ体格の男から、こんなこと。
「最初に見た時から追いかけてきた。やっとここまで来たんス」
「今さら諦めらんないっスよ。バスケも、恋も」
「覚悟しててよ」
「俺の声、届かせて見せるから」
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これで実は本当に寝てたら爆笑だよねw
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