「「「「王様だーれだ!」」」」

「あ、また俺っス」

「「「「「死ね」」」」」


「酷い!!!!」

皆もれなく中指を立てている。


「んじゃあ、一番と五番がポッキーゲーム☆もちろんチュウしなきゃだめっスよ?あと折ったらやり直し」
「五番俺ー」
「……………一番」

呑気に手を挙げる高尾にガックリと項垂れた青峰。

「は!?青峰っち!?やっぱなし!!」
「黄・瀬・君?」

笑顔で笑う黒子ほど怖いものはない。
黄瀬は落胆して青峰を見つめた。

「お前が命令したんだろ」
「そうそう、別にちゅーの一回や二回くらいいーじゃん」
「お前は誰でもいいんだな」

緑間が軽蔑した目で高尾を見る。さすがに少しヤバイと思ったのか弁解。

「緑間以外には何にも思わないってことだって!俺だって緑間とするときは緊張するんだぜ?」

「なんでもいーから早くしろよ」
「青峰っちは何も思わないんスか!」
「別にお前で口直しするし」
「好きっ」

「ウザいんで二人とも離れてください。というか死んでください」
「まぁまぁ!んじゃ早くしよーぜ」

二人は半ば強制的に、どこからともなく現れたポッキーを両端からくわえ、食べ始めた。


「んー………」
「……………」

二人とも黙々とポッキーを食べ進めるが、最初はスムーズにいっていたものの、顔が近付くに連れて速度が落ちていく。

「………………っ」

おいおいおいっ何か最初は楽勝とか思ってたけどこれっ………!
微妙に近付くのが……は、恥ずかしいんだけど!?

つか青峰のことあんま知らないけど………けっこう顔の造形はいいよな、黒いけど。
あ、目付きとかちょっと好きかも。
いやいやいやっ!ちなみに浮気ではないから!
好きなのは緑間だけだから!


「………………」

あー………やべぇ最初は楽勝とか思ってたけど………
予想以上に痛ぇわ、黄瀬の視線が。
自分で命令したくせになんで俺が罪悪感を感じなきゃいけねーんだ。
そもそもそんなに嫌なら見んなよ。終わるまで隅っこ行っとけよ。

とか色々考えていると唇にポッキーとは別の感触。


「「…………………あ。」」


どうやらキスしてしまったらしい。

黄瀬を見ると黒子に泣きついていた。
黒子はもちろん酷く鬱陶しそうな顔をしていたが。

「にしても………お前以外と柔らかいな」
「え~?そうか?緑間はどう思う?」
「まぁ男の中では柔らかいな」

「青峰っちのばかああああ!俺だって柔らかいっスよ!」
「別に競うことでもありませんが。というか早く次に行きましょう」

青峰に宥められている黄瀬を尻目にゲームが再開する。




第五回戦


「「「「「王様だーれだ!」」」」」

「む、俺なのだよ」


命令を何にするか悩んだがとりあえず無難なものにした。


「四番が三番を押し倒して上だけ脱がせる」
「ちょっと待て待て!何が!?どの辺が無難なわけ!?むしろ余計ダメじゃない!?」

高尾のツッコミに緑間は何がダメなんだ?という顔をしているのだから、全く分かっていない。
そしてその犠牲となるのが………


「さ、三番…………」
「俺四番」

火神と青峰だ。
黄瀬は地に両手をついてたそがれている。

「………つかお前らは俺になんか恨みでもあんのか」

さっきからやたら当てられる青峰。だがそれを言うなら火神だって同じだ。
背後からの黒子の視線が痛い。一体あとで何を言われるか分からない。


こうなったらやけだ。
青峰は火神に向き合って体に触れた。


「火神……………」
「あ、おっ………、っわ」

視界が反転した先にいたのは青峰の顔。床に打ち付けた腰が痛い。
というか青峰の両手が顔を挟んだ横にあり、緊迫した表情に思わず唾を飲んだ。
バスケの試合とは違う妙な真剣さに色気を感じる。

「……………///」
「なに顔赤くしてんだよ」

青峰に押し倒されているだけなのに何故か緊張する。
それはこの態勢のせいなのか、黒子の視線のせいなのか。


「脱がせるんだっけ?」
「は、早く………、しろよ…………」
「!」

顔を背けて言う姿は少し黄瀬に似ている。
だからか知らないが悪戯心がくすぐられ、服をめくるさいに腹をやんわりと撫でた。
すると予想外に火神はピクリと反応し、息の詰まった声を漏らして身を捩らせた。

「んっ…………なに……っ」
「別に?普通に脱がせるだけとかつまんねぇだろ」
「んなっ!?」


大の男相手に気色の悪い…………、と最初は思っていたがそんなことはない。
全然イケる。いつもの威勢は何処へ行ったのやら、随分とおとなしい。
黄瀬の方がもちろん可愛いが、普段とのギャップもあってか中々そそられる。

青峰は火神のシャツを捲りあげ、へその辺りに顔を近付けて舌を火神の肌に滑らせた。

「ふっ……ぅ………ってめ、必要ねーだろうが!」
「サービスだっつの」
「何の!?つか誰に対して!?」

「本当、いい加減にしてくださいよ?火神君を虐めていいのは僕だけです」
「早く終わらせるっス!」

「外野は黙っとけ」

黒子たちの言葉を無視して青峰は火神の体にまた触りだした。
その手付きに火神は息を漏らす。

「……っふ…………
「………………初々しい反応」

口角を上げ、へそから上に舐め上げる。
顔が上がった先にあったのは火神の、決して可愛いとは言えない乳首。

なんの悪戯心が働いたのか、青峰はそれを舌で舐めた。


「あっ……、っ……………、っん」

舐めたと同時に上がったくぐもった、甘い声。
それが面白くてさらに何かしてやろうと顔を近付けた瞬間に後頭部に何かぶつかった。

「ぃだっ!?………ってーな!?」

青峰の近くに転がる二つのバスケットボール。
飛んできた先を見ると、真っ黒いオーラを出す人間二人。


「あーおーみーねーっちー?」
「火神君に今…………何しました?」

「いやっ、ちがっ!ちょっとした遊び心だって!」


「青峰っちの………っ、浮気者おおおおおおおお!!!!」
「火神君に今後一切近付かないでください」



黒子はどこからともなくボールを出して構える。
ちなみにイグナイトパス・改。



「わあああああっ黒子まじ待てっ!」


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青峰終了のお知らせ。
大分前に書いてはいたのですがサイトには上げてなかったので少し修正してから載せました。
完璧に俺得です。
王様ゲームって俺得なこといっぱい出来るから好きw
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