「TRIC OR TREAT!!」




勢いよく俺の部屋に入ってきたのは自称イケメンの古市。
確かにまぁ顔は良いと思うが……イケメンはイケメンでも残念なイケメンだ。



「なぁ男鹿!トリックオアトリート!」

「あ?」


トリック………なんだ?聞き覚えあんだけどなんだっけ?
全く古市のヤツめ。 俺が分かる言葉使えよ。

あ、ぶーたれてんのなんか可愛いわ。



「男鹿のぶぁーか」


理解を示さない男鹿に古市は急にニカッと笑い、男鹿を人差し指で指す。



「お菓子をくれなきゃイタズラするぜ?」


「………………」


可愛い。
そういや今日ハロウィンだな、なんて思ったけどそんなのどうでもいい。
ただこういうイベント事に便乗している古市が良い。

だから俺も…………




「菓子はねぇからイタズラで」
「えぇー、お前にイタズラ?イマイチ盛り上がりに欠けるわ」

「自分から振っといて何言ってやがんだ」
「………………うー」




つーか古市は最初から分かってたに決まってるし、俺が菓子を持ってないことぐらいは想像出来たはず。

つまりはそーいうことだろ?

でも俺様は優しいからな。 古市に事実を問い詰めるなんつーことはしねぇ。
つかしたら恥ずかしがってチャラにされちまう。
せっかく古市がデレてんのにそんなことするわけねーよ。



「ほら、イタズラしろよ」

「なんでそんな偉そうなわけ」
「まぁまぁ」

「別にいいけど…………じゃあ失礼しまーす」
「んー」


古市はベッドに座る男鹿の上に股がり軽く力を入れて押すと、男鹿はあっさりとその力に従ってベッドに沈んだ。
それに優越感を感じ、男鹿を押し倒す格好になってみる。
男鹿は今にも襲いたい衝動に駆られるが古市に委ね、黙って見つめていた。


「なんか男鹿が大人しく俺にこうやって見下ろされてんの嬉しいな。俺だけの特権って感じ?」
「お前以外にさせねーよ」
「だよなー」


得意気に笑うからこっちも理性を保つのが大変。
無自覚はこれだから困る。



「よーいしょっ」


古市はご機嫌な様子で男鹿の肩口に顔を近付けて軽く噛みついた。
痛くないように甘噛みを繰り返してチュッと吸い付く。


「くすぐってーよ」
「にははっ、やっぱハロウィンていや吸血鬼じゃん」

「……………お味はどーでしたか」
「んー………男鹿の味?」

「そーか。なら俺は古市の味堪能したい」


古市の髪に鼻を寄せて古市特有の甘い匂いを嗅ぐ。


「イタズラしてーの?」


肯定のサインに古市の腰に腕を回す。
古市は顔を上げるといたずらに笑って男鹿にキスした。





「今日は何の日?」





古市の言いたいことが分かって男鹿も笑った。






「TRIC OR TREAT?」







お菓子をくれなきゃ


イタズラするぜ?





――――――――――――――――――――――――――

アスク様リクエストの『ハロウィンネタ』でございます!!!
ハロウィンを口実にイチャイチャしてる男鹿古ですwww

どうでしょうか^^

遅くなってしまって申し訳ありません・・・・・・・・;


喜んで頂けたら幸いです^^

リクエストありがとうございました!


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