「日本の文化サイコー……」
「は?」
「いやぁ……こたつとかやっぱ冬にはコレだよ。俺もうこたつが居なきゃ生きていけない」
「じゃあ死ね」
「男鹿君ヒドイ」
全く、酷いのはどっちだ。
古市から珍しく電話してきて、『男鹿の家行っていいか?早く会いたい』とか言われたら普通喜ぶだろ!
それで俺から古市の家行ってやろうかっつったら『ばか。お前の家がいいんだよ』だぞ!!
つまり今日はヤってもOK!?みたいに思うじゃん!!
それなのにコイツときたら玄関を開けて開口一番『こたつ入れて。俺んちの壊れた』だ!!
会いたいってこたつにかあぁ!!!!
「男鹿、今すっげぇ眉間に皴寄ってんぞ」
「テメーのせいだ」
「別にいーだろ?今日お前しかいないし」
「よかねーよ」
確かに親父もババァと仕事だ。 姉貴は飲みに行ってて俺と古市の二人っきり。
だから古市から誘ってんのかと思った俺が馬鹿だった。
つーか寒がりの古市がわざわざ寒い中俺ん家まで来るって時点で気付くべきだったんだ。
あーマジ俺馬鹿。
「古市、横開けろ」
「なんで。まさか入ってくる気じゃねーだろな」
「失礼しまーす」
「おいいぃぃいい!!無理矢理入ってくんな!!」
両手で押し返してくるが男鹿はそれを無視し、古市の隣に入り古市と同じように寝そべる。
狭いスペースに二人入るため、体が密着した形になる。
暴れる古市を押さえ込むように男鹿は古市の体を腕の中に閉じ込めた。
「はーなーせー!!」
「でもコレのが温けぇだろ。こたつから出てるとこも」
「……………否定はしない」
子供体温の男鹿とくっついているのは温かい。
こたつから飛び出た部分は男鹿に触れられたところから温まってくる。
だけどその熱とはまた別の種類の熱も感じてしまいそうで、そんな気持ちを誤魔化すためにテレビのリモコンを握り、チャンネルを変えていく。
「あ、俺これ見たい」
「ん?あぁじゃ、これ見ようぜ」
テレビの中では芸人達が何かしていた。
男鹿の好きな芸人も出ているみたいだ。
「……………」
隣でケラケラと楽しそうに笑う男鹿を意識してしまわないようにテレビに集中する。
正月の特別番組に夢中な男鹿はいつの間にか抱きしめてきていた腕を離していた。
うつ伏せにテレビを見る姿は楽しそうだ。 無意識に触れ合う肩に瞳が揺れる。
古市は男鹿が隣に入ってきたとき、手を出されるのだと期待していた。
もちろん一番の理由はこたつ目当てで来たが、ここに来るときそういう予想もした。
なのに男鹿は古市の身体に触れないままテレビに視線を一心に注いでいる。
「……………男鹿バカ」
「何か言ったか?」
「なんでもねーよ」
ふーん、と生返事され余計イライラする。
なんで俺の方がこんな………最悪。
触られたいとか………死にたい。
「古市大丈夫か?」
「なに、が」
「顔赤ぇけど…………こたつ切るか?」
「いや別に暑いわけじゃねーから………大丈夫」
自分に触れる手が熱くて身体が内側から発熱する。
「…………男鹿」
男鹿に静かに手を伸ばし、唇を重ねた。
古市の熱い舌が口内に浸入してきて、戸惑いながらもゆっくりと絡ませる。
「………ん、ふ………ぅ」
「……………っ」
口内を一頻り味わった後、古市が首に腕を回してきた。
耳許に口を近付けて震えているような、色気を含んだ声が下半身にくる。
「分かんだろ………?早く……」
押し付けられた下腹部は勃ち上がっていて、そういうコトなのだと察した。
察したが、いきなりのことでまだ事態をよく理解出来ていない。
これマジでいいのか?
つーか古市からリビングで誘ってくるっつーことはここでヤってもいいってことか!?
「ヘタレ男鹿」
「あ?」
焦れたのか、古市はこたつから抜け出て上半身に着ていたシャツを自ら脱いだ。
冬になるとめったに晒されない肌に目を奪われる。
「男鹿」
「?」
促されてこたつから出ると古市の手によって服が脱がされる。
その光景を黙って見ていると、古市に手を取られ肌に触れさせられた。
火照った身体はドクドクと強く鼓動が脈打つ。
「早く………来い、よ」
「…………っ」
理性の切れる音が鼓膜に響いた。
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アスク様11万打リクありがとうございました^^
『こたつに入ってくっついていたら古市の方が我慢できなくなって誘う』
どうでしたでしょうか^^
とても素敵なリクエスト楽しかったですww
健康にまで気を遣ってくださって嬉しいですww
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