姫川が言った。




「お前ら付き合ってんの?」



「へ?」




「男鹿ちゃんが古市君の髪にキスしてたけど、これって幼馴染みでもするもん?」

「さすがにしねーだろ」

と夏目と神崎。


「男が男にキスって時点でおかしいだろーが」

3人の怪しいという意見に対して古市はぽけっとした顔をする。


「え、普通じゃないですか?」


「「「はい……………??」」」


『普通』??二人にとってはそれは普通なことなわけ?
幼馴染みのボーダーラインってどこ?


「それぐらいしますよ普通に」


「……ち、ちなみにいつから?そういうことするようになったの」
夏目は動揺しつつも質問を続ける。


「さぁ…………多分中学くらいから?なんか男鹿って小学生の頃からスキンシップ激しかったんすよ。
中学に上がってからは髪とか手とかにキスされるのが増えたんですけどねー。でもさすがに口にはしてきませんよ?」


男鹿って意外と甘えたなとこあるんすよー、と笑顔で言われても困るのはこっちだ。
なんて反応すればいいのか分からない。



「へ、へー…………」
「お前って女好きじゃなかったか?気持ち悪くねぇの?」
「もう慣れましたよ」

ははっと笑うが、正直笑えない。
そして男鹿はどうしたものかと古市から男鹿に目を移すと、さっきまでパンをかじっていたのにべる坊と一緒にもう寝ている。
話に入って来なかったのは眠かったからだろう。



「高校生にもなって昼寝っスよ?中々可愛いトコありますよね」


まぁ確かに食べてすぐ寝るのは赤ちゃんと同じだが、可愛い……………か?


「あ、しかもよだれ垂れてる」

「「「……………」」」


ほのぼのとした能天気な古市は男鹿の寝顔を観察している。
そして姫川たちはそんな古市を観察する。



「ったく…………しょうがねーな」

古市はおもむろにポケットからハンカチを取り出すとふんわりとした笑顔を浮かべ、男鹿の口元を拭き始めた。

「ダッ」

「おーべる坊起きたか。べる坊もよだれついてっから拭いてやる」

古市はさっき男鹿を拭いた面を内側に折り返して、べる坊を拭き始めた。


「ダアゥっ」

古市に向かって手を伸ばしているのは抱っこをしてほしいからだ。
もちろんそれに快く応じ、男鹿の背中に座るべる坊を持ち上げて腕に抱いた。


「赤ちゃんってなんでこんな柔らかいんスかねぇ」

「「「…………」」」


「ダッ!ァーブ!」

「ん?お父さん起こすか?」


男鹿を指差してブンブンと腕を振る。古市は軽く男鹿を揺すり、呼び掛けた。


「男鹿ー、べる坊が呼んでんぞー」

「んー………」
「ほら早く起きろって」
「ダッ!」


「古市………」

男鹿は目をうっすらと開け、古市を見上げた。

「べる坊が相手しろってさ」
「ダァッ」

「………ねみぃ」
「お父さんなんだからしっかりしろよ」
「そーいう古市はなんかお母さんって感じ……?」
「ダ?」

男鹿はべる坊の頭を撫でながら訊いた。


「べる坊も古市がお母さんのがいいよなー」
「バーカ、ヒルダさんのがいいに決まってんだろ」
「ダーゥ?」

「俺は古市のが出来た嫁だと思うけどな」



そう言った男鹿の古市を見る目があまりにも………そう、あんまり言いたくないが。

恋してます、ってなってて。



「なぁ、あれさ……………付き合ってるかは別として、男鹿はそうだよな」
「うん………メロメロって感じ?しかも今軽く告ってたよね。古市君が嫁に欲しいってことだよね」
「つーか古市アイツ等の世話焼きすぎだろ。ヨダレ拭くってなんだよ」

「っていうかなんかあの3人って親子に見えるんだけど。幸せ家族?」


「あったかい家庭ってあんなんか」
「あー、お前ヤクザの息子だもんな。俺は懐はあったかいぜ」


ケタケタ笑う姫川に憐れみの目を向ける神崎。


お前には金しかないんか。





「古市ー………」

男鹿は古市の机に座りながら抱き締めた。


「こーらっ、お前がそんなんだったらべる坊もお前みたいにぐーたらになるだろー?」

「ダァ?」

「いーじゃん…………その代わり古市だけは守るし」



古市は男鹿の胸板に押し付けられたまま笑った。



「ははっ!そりゃあこんだけ巻き込まれてんだ!一生守んねーとしょうちしねーぞ?」

「!!」


男鹿は目を大きく開いて古市を見つめる。きっと古市にとっては何気ない言葉だったのだろう。
それでも少なくとも男鹿にとってはこの上なく嬉しいことだ。


だから男鹿も古市にしか見せない顔で答えた。




「当然!!」

「!…………/////」


「ダッ!!!」









「なんだこいつら。ウゼー、まじウゼー」

「うんリア充爆発すればいいと思う」

「なんか胸がムズムズすんだけど。かゆいんだけど」



――――――――――――――――――――――――――――――――――


ということで!!!
けい様リクエストの『第三者視点のナチュラル夫婦っぷりなおがふる』でした!!!

なんだか途中から間違えてるような気もしますが^^;

遅くなって申し訳ありません・・・・・・・・・!!


第三者が三人というまさかの自体ww
最初は女王にしようか迷ったんですが・・・・・・
姫・夏・神の三人組もいいかなとww


とても楽しく書かせて頂いちゃいましたww



リクエストありがとうございました!!!

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