青峰っちが………寄りを戻してから一度も手を出してくれない。

いやキスぐらいはするんスよ?でもキスもイイトコになったら止めるし、こっちとしては色々耐えれない。
けど自分から言い出すのも恥ずかしいし。


本当は俺に魅力がないから?とか考えたけど、それはまずない。色気も絶対ある自信ある。



じゃあどうして?








「火神っちならなんか聞いてるかも……………」



電話をかけるとすぐに出てくれた。
さすが火神っち。



「なんだよ」
「青峰っちがキス以上してくれないんスけど…………」

「いや知らねぇよ!それ俺に言ってどうしたいんだ!」
「火神っちならなんか聞いてるかなーって。青峰っちとよくメールしてるじゃん」


「…………………」

「心当たりない?」

「あるっつーか…………なんつーか」

「えっ!やっぱり!?教えてほしいっス!」
「………………」






時間を遡ること20時間前。



ピンポーン



「はーい」

「よぉ火神ぃ!ちょっと相談あんだけど」
「帰れ」

「まぁまぁ」


火神の肩をポンポンと叩いて人がまだ良いとも言ってないのに勝手に上がる。
青峰が家に来るのも初めてではないがそこまで気を許しあった仲とも言えない。

こんな男の何処がいいんだか、と黄瀬の趣味を疑う。


「つーか相談なら黒子にすりゃいいだろ。黄瀬だってしょっちゅう黒子にしてくるし」
「ばぁか。今回のはお前にしか相談出来ねぇんだよ」

「どーいう意味だ?」

「ま、『攻め』にしか分からん悩みだ。だからお前」
「内容は」


「黄瀬とヤりたいけど言い出せない」

「帰れ」


どういう悩みだ!別に分かるけど!気持ち分かるけども!
お前一番そういうの悩まなそうじゃん!?直球で言いそうじゃん!


「ちげーんだって!」
「何が。つーかそれマジで悩み?」
「いや…………ほら、お前だってテツに聞いてんだろ?俺と黄瀬の中学のときのこと」

「あー、途中までは順調な付き合いだったけど青峰がすれて黄瀬にDVしてたってやつ?」
「…………………まぁ、そんな感じ」


明らかにガックリと項垂れている青峰に、はっきりと言い過ぎたかと少し反省する。
もしかしたら本人にとって今一番後悔していることだったのかもしれない。
大切な奴を一番傷付けたのが自分なのだから、悔やんでも悔やみ切れないだろう。

でも黄瀬はきっととっくに許してる。青峰はそれを知ってるから黄瀬に何も言わないし、言えない。


「なぁ、ヤりたいって言えねぇのって……………黄瀬にDVした罪悪感があるからなのか」
「はっきり言うなよ。なんか傷付くだろ………」
「別に黄瀬も許してんだし言やぁいいじゃねぇか」

「ばっか!マジで馬鹿だ!そんなんだから女心が分かんねぇとか言われんだ!」


「な、なんで知ってんだ」

「考えてもみろよ………?俺アイツに………ヤってる最中に暴力とか無理矢理とかしてただろ?それなのにしたいとか言ったら
アイツの方が怯えんだろ」

「まぁ………確かに」

「いざヤるときになってあの時のことがフラッシュバックしてみろ。完璧拒絶されるだろが」


「………自業自得じゃね」
「んなこたぁ分かってんだよ!とにかく黄瀬とヤるにはどうすりゃいい!」

「別に普通に言えばいいじゃん」

「言えねーから困ってんだよ!つか人の話聞いてたか!?」





――――――――――――――――




なんてことがあったが…………



「黄瀬さぁ………自分から誘ってみれば?」

「は!?」

「青峰って意外とヘタレだから案外言い出せないだけじゃねーの」
「火神っちと一緒にしないでほしいっス」
「殺すぞ」

「ははっ!でもそうっスね………俺ちょっと頑張ってみる」



「おー、解決?したかはしらんが切るぞ」

「ばいばーい」



電話を切った次の日。





黄瀬から無駄にテンションの高いウザい電話がかかってきたそうだ。



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WC後ネタは美味いwww

攻め同士悩み事は相談しちゃう関係になってるといいなあwww



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