『古市』
『なんですか、東条さっ、ん』
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俺は昨日東条さんにキスされた。
あの人はっていうか学校中皆、俺と男鹿が付き合ってることを知ってる。
それなのに。
男鹿の前ではないとはいえ……不味い。
バレたらやばい。
「古市……昨日お前」
「な、なんだよ!」
まさかバレた!?
「なんであんなに帰り遅かったんだよ」
「いや、ちょっと忘れ物したからっ」
ヤバイ。
俺明らかに動揺してどうすんだよ!
「ふーん…………」
何その冷めた目!
まさか、マジで見られてた?
「お、男鹿!」
男鹿の服の端を掴んで立ち止まった。
そしてそのまま少し背伸びして口と口をくっつけた。
しかも往来で。
いくら人通りが少ないからといって日が明るい朝に古市からそんなことをされると思ってなかった男鹿は驚いて固まる。
「……………古市?」
「ゴメン……こんな場所で」
「嬉しいけど………何か俺にやましいことした?」
「……………」
やっぱ知らんかったんかい!!
今更隠すのも面倒だから正直に話した。
「あー………お前けっこう狙われてるから気を付けろよ」
男鹿から言われた言葉はそれだけ。
「え?怒んねーの?」
「されちまったもんはしょーがねぇだろ」
「そうだけど……さ」
せっかく俺様が許してやるって言ってんのに。
古市ばかめ。
「てっきり、お仕置きって名目でお前に色々されんのかと思った」 「してほしいならするけど」
「嫌だ」
「だろ?」
つかそれでご機嫌取りでキスしてきたのか。
「「「あ」」」
東条とばったり出くわしてしまった。
寄りによって今一番会いたくない相手に。
「よう」
な・に・が『よう』だ!
「東条、てめぇ」
「!」
そうだ男鹿!
ガツンと言ってくれ!
『古市に手出すな』って!
「古市が可愛いのは分かるぜ」
「おぉ、だよなー。あれで手出さずにいろってほうが無理だろ」
何普通に会話してんだよ!
バカか?バカなのか!?
「でも古市俺のだし」
「分けろよ」
「キスしたんだからいいだろ」
「無理」
「ちょっ!そういう問題でもないだろ!?」
男鹿に突っ掛かる。
「とりあえず、古市は俺のだから」
無視!?
「なんだ、そうなのか古市」
「お、俺に聞かないで下さい!」
「ふーるいーちくーん」
にっこりといい笑顔。
これ言わないとヤバイよな……
「お、男鹿の……です///」
思いっきり顔を真っ赤に染め上げて言う古市は可愛いさ倍増。
この男逹がそれをほっておくわけがない。
「古市ぃ!」
「うわあああ」
男鹿よりも東条が先に古市に抱きついた。
ぎゅうぎゅうと抱き締められ、古市は痛くて仕方ない。
「痛い痛いっ!離してください!」
「そうだっ、古市は俺に抱き締められんのが好きなんだよ!」
「っ………////////」
否定の言葉はない。
むしろ真っ赤な顔は肯定を意味する。
「古市マジ可愛いわ………」
「は、はあ?/////」
「つーか反則だろ///」
思わず東条も腕を離してしまう。
「「古市」」
「な、なにっ………み゛ゃっ!?」
二人に間に挟まれてそのまま男鹿は古市の頬に、東条は眼にキスした。
「っ///////」
「東条は帰れ、今から恋人タイムだからな」
「あーあ、じゃバイト行ってくるわ」
「おう、じゃーな」
東条はそのまま二人を置いて行ってしまった。
「さーてと、古市」
「なんだよ」
「キスだけならいいだろ」
「勝手にしろ……//」
古市の顔に手を伸ばした。
「ぁ……ッハ……あ、ぅんっ///」
古市かわいすぎ。
背中にしがみついてくんのとか堪んねーわ。
「ふぁ……、んん、ん」
あーヤりてぇ。
「古市、力抜けた?」
「……っ大丈夫だけど」
「じゃ、ガッコ行くか」
「完全に遅刻じゃねーか」
「あのガッコにそんなん気にする奴いねーだろ」
「そうだけどっ」
男鹿は古市の耳元で甘く言った。
「ガッコか俺の家か、選べ」
「なっ//////」
古市を優しく抱き締めた。
「俺は、男鹿と……二人がいい」
「ふ、古市…………///」
その後は男鹿の家で――――――――――
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にゃんにゃんは書かないけどな!
そして何度でも言う。
男鹿古←東増えろおおおおおおおおおおおおおおおおお
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