青峰っちと一緒にいるのは楽しいし嬉しい。



「黄瀬、ジュース」
「あ……、ありがとっス」

こうやって漫画読みながら青峰の部屋でまったり過ごすことが増えたのはここ最近。
気配が傍にあるというだけで心が弾んでしまう。
相手もそうであればいいのに、と思うが相手が相手なだけにそれはない。

「きーせ、早く捲れ」
「待って、まだ読んでない……!」

青峰に後ろから抱き締められる形で漫画を読む体制になっているため、黄瀬が読まなければページが進まない。
慌てて読み出す彼に青峰はムスッ、と膨れた。

「考え事かよ」
「考え事しちゃダメなんスか」
「俺と居んのに、ねぇ脳ミソ使ってんじゃねーよ」
「うっわ、腹立つ!俺、青峰っちよか頭良いっスから」
「へぇ?」
「あ、コラッ………待っ」

後ろから耳を食まれ、舌のぬるりとした感触がダイレクトに伝わってくる。
耳が弱い黄瀬にとってそれは甘い刺激となって身体を震わせた。
甘い息を吐く唇に青峰が噛みつく。

「っ………は………ぁ…」

特に抵抗することもなく自ら舌を絡ませてきたため、暫く互いの口内を行ったり来たりで楽しんだ。
口を離すと気まずそうに……いや恥ずかしそうに顔を反らす黄瀬がいて抱きしめた。
キスなんかもう何度もしてきたっつーのに、いつまでたっても初な反応を返してくる。
そんなコイツがかなり可愛くて仕方ない。
キス以上のことだってしたことあるのにこの反応なのが俺を堪らなくさせる。

「お前って、こーゆーコト慣れてそうで慣れてねぇよな」
「は?何が」
「キスとかいつまで経ってもハズそーにしてんじゃん」
「青峰っちは恥ずかしくないんスか」
「お前相手に今更恥じらいなんかねっつの」

そう、恥じらいはない。照れはあるかもしれないが、そんなことは教えない。
黄瀬の手をそっと上から握ってやるといきなりだったからか顔を朱に染めてこっちを見てくる。

「あー……クソ………可愛いな」

「へ」
「あ」


しまった


「今のナシ」
「や、アリっしょ。つかマジすか?」
「あん?何が」
「俺のこと可愛いとか………」
「なんも言ってねぇ」

うっわ、うわぁ………!何か嬉しい、かもしんない。
可愛いだなんて普段は嬉しくなんかないけど、青峰っちは絶対「可愛い」なんて言葉は使わない。
敢えて言うなら堀北マイちゃんにしか使わないと思う。
それはつまり性別という壁を越えて可愛いとか思っちゃったわけでなんかそれってスゴくない?
青峰っちの「可愛い」は「好き」と同義語だと思うし、だから俺に対して「可愛い」とか思ったってことはつまりそれはやっぱ、

「俺のことが好きってことッスよね!!」
「すまん、一体お前の頭の中でどういうことになってんのかイマイチ分かんねーわ……」
「え、好きじゃねーの?」
「いや…………まぁ好きだけど」
「俺も青峰っち大好きっスよー」

抱きついてきた黄瀬の頭を撫でてやりながらため息をついた。
好きだと言うことに関しては特に恥じらいはないらしいのに、どうしてキスや手を繋いだりで初な反応を返してくるのか。
コイツが心底分からない。けどまぁ、そんな意味不明なトコも結構好きだからいいか。

「…………ん、…ぅ」

また少しの間唇を重ねていると黄瀬が胸板を押してきた。


「なに」
「なんか分かったかもしんないっス!」
「?」
「さっき俺にいつまで経っても慣れないって言ったっしょ?アレ、なんで慣れないか分かった」


そうだ。
俺はいつまでもキスに慣れない所か、触れ合うことにも慣れない。
理由は少し考えれば分かることだった。


「青峰っちのこと好きだからっスよ」

「…な………っ」
「納得した?」


青峰以外とキスをしようが何しようが何とも思わない。
けど、青峰だけは好きだから緊張する。



だから、


何度手を繋いでも、

何度キスしても、


いつまでも慣れないんス

――――――――――――――――――――――――――――――――

本誌の今後の展開に期待&アニバスの黄瀬君の可愛さに爆発。
           ↓
        甘い青黄見たい
           ↓
     そうか、俺が書けばいいのか

てことで甘い青黄はいかが?おかわりは少々お待ち下さい^^
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