昼休みに一人、購買で買ったパンを屋上で食べるというのは中々寂しいものだ。
男鹿はというと不良達に呼び出されて何処かへ行ってしまった。おそらく暫くは帰ってこまい。
もっさもっさパンを口に含んでいると屋上の扉が開き、東条が入ってきた。

「古市じゃねーか。一人?」
「男鹿、喧嘩に行っちゃったんで。東条さんこそ一人ですか?」
「おう。昼寝しに来た」

今日は風が気持ち良いからな、と笑った東条は古市の横に腰を下ろした。
古市からすれば気まずいことこの上ないが、まさか文句を言うわけにもいかない。
まぁ、昼寝をすると言っているのだから特に絡んではこないだろう。

「………………」

気にせずパンを口に入れると東条がこっちをガン見していた。

「あの………なんスか」
「いや、リスみてーだなって思ってよ」

へらっと柔らかく笑う姿は虎とはほど遠く、優しい印象を受ける。
実際、東条は優しいんだと思う。小動物大好きで可愛いものに目がない。
そして一体何処をどう見たらそう思えるのか分からないが、俺のことさえも可愛いと言う始末。
小さい頃はよく言われていたが今は誰にも言われない。


「古市、膝伸ばせ」
「?、こうですか」

突然の指示に従って両膝を伸ばして座り直すと、東条は寝転んだ。
俺の左膝に頭を乗せて。

「なっ、何ですかこれ………!」
「んー?膝枕」
「……俺が聞きたいのはどうして俺を膝枕にしてるのかってことっす」
「なんでって……そりゃあ、お前………したかったからだろ」


だからなんでしたいんだっつーの!!!


「もーいいです………」
「そーか、サンキュ」

嬉しそうに笑う東条にため息を吐きたくなったが、そんな感じの悪いこと出来ない。
ただ、膝にスリスリと頭を寄せてくる彼はまるで子供のようで、なんとなく拒めないというのもあるのだが。
古市がパンを食べ終えると東条は甘えたように古市に言った。

「撫でろ」
「?」

「頭、撫でろ」
「はあ……………」

よく分からないまま頭部に手を乗せ、ゆっくりと撫でてみる。
少し硬い髪質に自分とは違う男らしさを感じた。
撫でられている間、東条は気持ち良さげに目を閉じて古市の膝を堪能する。
そして古市を穏やかに呼んだ。


「…………古市、こっち」

ちょいちょい、と人指し指で招かれて何だと顔を東条に寄せると後頭部を掴まれ、顔が近いと思った時には口と口がくっついていた。
離れたそれに目を奪われたが東条はおやすみと一言伝えると眠ってしまった。


「……今…………え?…」

目をパチクリしたあと事実を脳が受け入れ、顔がぼっと熱くなる。
キスは初めてじゃない………けど、だからって男とするのが許せるってわけでもない。
なのに妙に顔が熱くて、ショックを受けるというよりドキドキする。


「あー………まじ信じらんね」


口元を押さえて人の膝の上で眠りこけている男を睨んだ。


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アンケで今の所??×古市許せる人が多かったし、
古市受けアンケの方で東古が一位になっていたのでもしかして皆様は普通に東古見たいのかなって・・・・・・
そう思って書いてみたんですが・・・・・・東古じゃなくて東→古になりました^^;

ちなみにこの後古市も結局お昼寝するんですが、目が覚めたら右膝に男鹿ちゃんの頭が乗ってるっていうねw
男鹿古はくっついてないです。東古もくっついてないです。
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