「お前さ、ここで諦めんの?」



青峰の超ドアップの迫力に押される。

「あ、相手に全くしてくれなかったのは誰っスか!!」
負けじと言い返す。

何もそれらしい態度を見せてくれなかったクセに、卑怯だ。

「むしろ鬱陶しがってたっスよ!」
もう喚くことしか出来ない。
報われない想いをしていた自分が可哀想じゃないか。

「だから馬鹿って言ってんだよ、ばーか!」
半ば呆れ顔で目の前のモデルの髪をかき混ぜる。
「な、何っ………」
「お前、俺とどんだけ一緒に過ごしてきたんだよ」
「………飽きるほど?」
「……だったら、俺のことは良く知ってんじゃねーの」

何が言いたいのかさっぱり分からない。
やはり自分は青峰の言う通り馬鹿なのだろうか。

「……俺、馬鹿だからはっきり言ってくんないと分かんないっス」
「……………はぁ」
溜め息が出る。

俺もお前も、物好きだよな。

「やっぱ青峰っち、俺のこと好きじゃないっしょ?」
機嫌が明らかに落ちていく黄瀬に再度顔を近づける。



「ばーか。好きだよ」



「っ////////」
たった一言でここまで顔を真っ赤に染めるこいつに触れるだけのキス。

「俺も…………好き」
「知ってる」





そう、


君は素直じゃないんだ。




でも、今だけは素直になってくれた君が





大好き。
スポンサードリンク


この広告は一定期間更新がない場合に表示されます。
コンテンツの更新が行われると非表示に戻ります。
また、プレミアムユーザーになると常に非表示になります。

コメントフォーム

以下のフォームからコメントを投稿してください

よろしければ


拍手お礼文でおがふる置いてます