「男鹿」

「なんだ?つかお前その格好……………」

白いドレスを来た古市は俺に駆けてきてちょっと躓いたから手を伸ばして支えてやった。
大丈夫かと問えばギュッと背中に腕を回して抱きついてくる。

「ふ、古市?」
「やっと俺達結婚出来るんだな」



はいっ? 結婚?



「?、日本でやっと同性婚が合法化されたからさっさと結婚するぞって言ったのお前じゃん」
「結婚……………古市と」
「まさか今更したくないとか言わねぇよな?」
「違う。夢みてぇ…………古市と結婚とか」

古市はふわっと微笑んでほっぺにキスを落とした。

「俺も夢みたい…………絶対幸せにしろよ」
「当たり前」


そっか、これウエディングドレスか。 めっちゃ似合ってるし………つか可愛い。
古市の頬に手を当ててさわさわと撫でていると古市が手のひらに顔を擦り寄せてきて。
これを幸せといわずに何を幸せと言うんだ。


「古市、掴まっとけよっ」
「うわっ」


古市の体は軽くて、簡単に姫抱きに出来た。


「は、恥ずかしいっ」
「俺は皆に見せびらかしたいのに」
「……………でも俺は……」
「ん?」

「……誰にも見せたくない」
「…………なんで?」

俺が嫌か?と顔を覗きこむと赤い顔が上目使いでこっちを見てて思わず生唾を飲み込んだ。
そして


「男鹿は俺以外に見せたくない。………俺だけの男鹿だから」


そのあとは二人で誓いのキスをした。








「っていう初夢を見たんだが。俺はどうしたらいい?」
「死ねばいいと思う」
「そこは『じゃ、正夢にするか?』とか言えよ」
「お前は俺に夢を持ちすぎだ」


だいたい結婚って…………ほんとバカ。
あんなのただ紙切れに印押すだけで愛がなくても成立すんのに。
そんなもんより今俺がここに居ることを喜べよ。
結婚なんかしなくても男鹿とは…………



「ああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
「おおうっ一体どうした古市っ」
「いや、今脳みそがキモいこと言おうとしてたからちょっと渇をな!」

ガンガンッと良い音を壁にぶつけながら笑顔で言われても困る。
取り合えず古市は見てて飽きねぇな。
しかもなんか顔あけーし。 絶対俺のこと考えてただろ。
あーまじ古市と結婚してー……、んで子供二人作って戦わせて勝ったほうが古市(ママ)と風呂入れるみたいな?
あ、やっぱ俺もそれ参加しよ。 毎日古市と風呂…………いいな。


「おい男鹿顔緩んでんぞ。キモい」
「妄想くらい自由にさせろ」
「キモい。どーせ子供二人押し退けてお前が俺と風呂一緒に入るとかそんなんだろ」
「さすが古市君」
「当たったことにドン引きだわ」

全く。

「そんな妄想するくらい結婚したいのか」
「したい。出来れば子作りも」


…………子作りって……別に結婚してなくたってしてるだろ。
しかもそれをコイツ無駄に真剣な顔で言うんだよな。


「別に俺は結婚しなくてもいいし………」

ぽろっと言うと男鹿が思い切り眉をしかめて睨む。古市からしたら慣れているため全く怖くないのだが。
当然男鹿は古市も結婚したいと思っていると予想していたものだから余計に空気が重くなる。
そんな男鹿を見て古市はバカだなぁ、と溢した。






「高校卒業したら同棲しよーぜ」


男鹿の目が開かれる。

「どーせいって…………」

「そ、『同棲』。これなら一緒に毎日風呂入れるし、あと…………こ、子作り?も出来るぞ」


そうだ。要は一緒にいられればいいんだ。
結婚なんて役所に紙切れ出すだけ。
違うのはそれくらいであとは同棲となんら変わりない。


「どーせい…………同棲?」
「おう、一緒に住めばいーじゃん。どーせ親も反対しない」
「あー………マジか」
「嫌じゃねーだろ?」

嫌がるわけがないと思いつつ、言葉を濁らせる男鹿に古市は少々不安な様子で男鹿を覗く。
男鹿は古市をチラッと見て下に置かれた手に指を絡ませて言った。

「なんか今すっげでかいお年玉貰った気分」
「!」

「古市と同棲とか考えたことなかった。盲点だったな」
「………結婚出来なくても同棲なら出来る」
「そーだな………あと二年とちょっとで」



古市と同棲。

いい響きだ。



「古市、絶対だかんな」
「はいはい」



「でも………………」
「?」

「や、なんでもねぇ」



腕の中に大人しく収まる古市を見ながら夢の中の古市を思い出して
古市のウエディングドレス姿見たかったな、と。
少し思ってしまった。

――――――――――――――――――――――――――――――――

全く正月関係ない話になったwwww
でも古市のウエディングドレスみたいな・・・・・・・・・www

ドレス着るまでに古市髪伸ばしたら最強美人だよ。
ちょっとウェーブかけたらもうマジ襲いたい。


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