背中から羽が生えた。
真っ白い、天使のような………羽。
「ヒルダさんの仕業………だろうけど」
コレどうすりゃいいんだ………?
「取り合えず男鹿の家行かねぇと…………。アランドロン!!いるか!?」
…………………………
あれ?
あのおっさんいつもは気持ち悪いぐらい直ぐに出てくるのに………いないのか?
自分で男鹿の家………は駄目だ。
人にあったらコスプレヤローだと思われる。
「どうすりゃいいんだ………」
なんとなく羽を動かしてみた。
羽はなんていうか不思議な感じで手足とは違う感覚でゆるりと動く。
なんかフワフワしてて優しい気持ちになる…………
マジで天使みたい。
そう思った瞬間急に体が浮いた。
「はっ!?え!!や、こわっ!!」
足が地面に付かない怖さが体を不安定に揺らす。
ふと、視界の端に映る鏡の中の自分に絶句した。
体は中に浮き、白い翼は純白の羽を散らす。
またそれによく似合った綺麗な銀髪と真珠のような白い肌。
その姿はまるで本物の―――――――……………
……………―――――本物の天使、だった。
「あ……………男鹿のとこ行かなきゃ」
窓から自然と身を投げ出して白い翼を羽ばたかせて空を飛んでいく。
一瞬、本当に天使がそこにいるのかと思った、なんて。
病気か。
「なんだコレ…………体が疼く……頭が痛い」
翼が動く度、羽が宙を散る度に記憶が擦れていく音が鼓膜に響いて。
なんだろう。
悪魔の仕業なのは分かってるのに何故かそれだけじゃない…………ような。
「男鹿……………」
男鹿の家が見えた。
翼を羽ばたかせて男鹿の家目掛けて飛んでいきたい、飛んでいきたいのに。
羽が動いてくれない。
宙を旋回して弧を描くように回る。
「なんで……………羽があるから?」
天使と悪魔は対の存在
会えば敵同士
ましてや魔王の子に近づくことは赦されない
魔王の親を殺せ
何処かで聞いた言葉が頭に浮かんでは消えた。
あれは何処で聞いたのか。
「男鹿…………は何処?」
会いたいのに見えない壁が拒絶する。
――――――――――――――――――――――――――――――
古市は記憶を無くしてただけで実は天使だったよ!!な話です。
ただ私が古市を天使にしたかっただけ。
羽根はぶっちゃけ仕舞えますが古市君それに最初は気が付きません。
仕舞ったら男鹿ちゃんと接触できます。
ちなみに男鹿古は友達以上恋人未満。
という無駄な設定まで書いて続きは考えなかった←
でもタイトル見たら最後なんとなく分かるからいいや、的な。
というわけで続かない。
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