『本日の天気は快晴です。気持ちの良い青空になるでしょう』
家を出る直前、お天気お姉さんがそんなこと言ってたっけ。
屋上から見上げた空は雲一つない。まさに快晴だ。
コイツさえ居なければ確かに気持ちいいだろう。
「男鹿…………いい加減ヤメロ」
「いや」
おい、この展開前にもあったぞ。デジャヴ。
男鹿は今日通算38回目のキスを俺にしてきた。
朝からずっとこの調子。 今度は一体なんなんだ。
とにかく所構わずしてくるのはやめてほしい。
あの小学生の集まりのような連中の前でもしてくるもんだから、散々冷やかされた。
「………甘えてんのか?」
「……………」
古市の額に頬、目、鼻の頭、髪、耳、手、首にたくさんのキスを落とす。
いい加減恥ずかしい、と訴えても聞かない。
男鹿の唇の感触が皮膚から直に伝わってくる。
「…………最近」
男鹿が口付けるのを止めて口を開いた。
「お前が近くにいるだけで襲いたくなるんだが」
「……………」
またわけの分からんことを……
「古市が足りねーんだ」
「……だからキス?その割にお前口にはしてこないじゃん」
男鹿は今日一度たりとも古市の口にはしていない。
それ以外ならどんな所にでもしてくるのに。
古市はそれがくすぐったかった。
「いや口にしたら絶対押し倒すし」
「我慢しろよ、分かってんなら」
「我慢出来ません」
きっぱり言うかコノヤロウ。
「しょーがねぇじゃねーか。小まめに補給しねーとマジで襲いそう」
「あーはいはい。じゃ、襲われないためにも許してやるけどせめて場所は考えろ」
「別に誰も気にしねぇだろ」
「俺が気にするわ!………っつーか、俺からしてやった方が補給になんじゃねーの?」
男鹿の目が点になる。
そしてすぐに口を押さえて笑いだした。
「え、何だよ」
「お前バカだろ」
「はぁ?」
「それされたら絶対ぇ押し倒すわ(笑)」
「…………………いや、笑えねーんだけど」
「つーことで古市はじっとしとけ」
「…………………」
またあちこちにキスを落とされた。
お天気お姉さん。
貴女の素晴らしい予報は多くの人に当たっていることでしょう。
「んっ……………」
だけど俺にだけ
キスの雨が降り注いでます。
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甘いおがふるいいよねえwww
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