*『Love Crescendo』の話を前提に置いた話です。





重ね合わせた唇から互いの熱を伝える。

恋人と言うべきかは分からないが、カイエンが否定しなかったのだから『そういう関係』であることは間違いない。
こんなことになってもカイエンが音楽室に足を運ぶのは週に一度か二度くらい。
前より増えたといってもやはり頻繁に会っているとは言い難いだろう。

暇を持て余したときや、シュレードに自身が会いたくなったときぐらいにしか訪れないため、恋人同士特有の甘い雰囲気にはならなかった。
会いたくなった、といっても顔を見たらすぐ帰ってしまうときもある。
だからキスをした回数だってまだまだ少ない。


「……………」
「………今日、はどうしたんだい」
大人しくキスを受け止めたあとに聞いた。

今回は5日振りに会いに来たかと思えばゆったりとシュレードが腰を掛け、読書をしていた隣に腰を下ろしてきた。
特に気にすることもなく読書を続けていると、シュレードはカイエンからの視線を一心に感じさせられたために集中出来なかった。
本をテーブルに置き、カイエンに向き合った途端に気まずそうな表情をされ、こちらも戸惑う。

そして緩く肩を掴まれたかと思うと唇と唇が触れていた。
そんな彼らしくない唐突な行動にシュレードはどんな反応を返せばよいか分からない。


「ア、…アンディが」
「アンディ?」
「アイツが『そういう関係』になったなら、こういうことも必要だと言っていた………からだ」
「……………へぇ」

『たまには不意打ちで奪うことも大切!マンネリ化しないように少し強引に行くのも恋人関係には大事なことだな!!』
とでも言われたのか、たまたま耳に挟んだのかは分からないが大方そんなところだろう。
それを正面から受け止めてしまったカイエンは実行に移した。
ああ見えて純情なところもあるため、この関係を大切にしたくてしたのだろう。
シュレードは思わず笑みを溢した。

「………正直、俺はキスとかそういうスキンシップがなくても暫くはマンネリ化しないよ」
「…………………そう、か」

カイエンの手をそっと握り、持ち上げて自分の頬へ引き寄せた。

「だって俺はこうしてるだけで十分だ」
「…………」
「君と同じ空間にいるだけで満たされる。君は違う?」

シュレードの言葉には有無を言わせない力がある。
ただカイエンもシュレードの言葉を考えながら思った、同じだと。

「俺は……顔さえ見られればいい」

それだけ言うと照れているのか、シュレードに掴まれた腕を振り払った。




「……まぁたまにはこういうのも悪くないけどね」

カイエンの顔を傾け、頬に唇を落とせば真っ赤な顔で睨まれた。

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カイシュレ大好きだが難しい・・・・・・キャラ崩れまくりごめんなさい
でも好きなんだああああ

(ちなみに男鹿古のキャラが崩れるのは仕様ですから!勘違いしないでよね!?)

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