部活の帰り道。
夏、夕日の中で眩しく笑う貴方が憎らしい。
「光っ!夕焼けめっちゃ綺麗やで!」
「・・・・そっスね・・・・・、なんや眩しいっすわ」
「せやろっ!?」
初めて親に褒められた子供のような顔で嬉しそうに笑う。
「ホンマ・・・・眩しすぎやろ」
眉を少し歪める。
「・・・・光?」
体調が悪そうにでも見えたのか顔を覗き込まれる。
「別に?何もないですよ。それより謙也さん、マック寄りません?」
自分たちが今歩く反対側の道路を指差す。
「おっ!えぇな!ちょうど腹へっとったんや!」
「元気えぇっスね・・・」
「おぅ」
あぁ、またその笑顔。
何故か直視できなくてふぃっ、と顔を反らす。
目だけ彼の方へ向けると顔を少し赤くされて反らされた。
「・・・・・・・ひ、光と一緒におるから、なー・・・・・」
少し照れくさそうに頭をガシガシとかく。
「・・・・・・は・・・・・・・?」
「・・・・・・・//」
「・・・・・・・・・・・?」
無言の沈黙。さっきの言葉が一体どういう意味を持つのか。
そんなこと聞かなくてもその顔を見れば十分だ。
「・・・・・・・/////」
「・・・・・・・・/////」
つられて自分も赤くなる。
肩を並べて信号が青になるのを黙って待ちながら、視線を下に落とした。
「・・・・・・・・・/////」
「・・・・・・・・・///」
あと少しで触れられる距離。
でも、勇気を出すには難しい距離。
信号が青になるまでタイムリミットはあと少し。
二人の距離が0になるまで
あと10㎝
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光謙ふううううううううううううううううううう
青春ばんざいっ
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