なんかさ、たまに頭の中で思ってることがポロッと口に出ることってあるじゃん。
特に一番自分の中に仕舞っときたいことに限って言っちゃうよね。
石矢魔vs聖石矢魔バレー戦の練習中で、皆が頑張ってる姿を俺は休憩時に見ていた。
汗をかくむさ苦しい男共を見ていても気持ちの良いものではない。
だが、自分の恋人が汗をかいて頑張ってる姿はなんというか……ドキドキさせられるものがある。
「キス……してぇな……」
「へ?えっ!!?」
「え?」
近くで休んでいた邦枝からすっとんきょうな声が出された。
古市はきょとんとした顔で邦枝に顔を向けると、邦枝は真っ赤だった。
その様子から古市は悟る。
「もしかして俺…………声に出してましたか」
「なっ、何も聞いてないから!古市君がキスしたいとかそんなの聞いてない!!」
「しっかり聞いてるじゃないですか!」
「ふふ古市君が男鹿を見てそう言ったとか、全然!何も知らないし!!」
「うわああああ!!邦枝先輩声大きいですっ、他の人に聞こえたら!」
「何が?」
「だからっ俺が男鹿にキスしたいって……こ、と…………お、が?」
見上げると悪魔の笑みで男鹿が仁王立ちしている。
逃げなきゃヤバイ。
「男鹿落ち着け!まずは冷静になろうぜ!!」
「古市君俺は今日ほど冷静なことはない」
「黙れ!もう目が若干血走ってんだよ!どんだけ興奮してんだ!」
「ふーるいーちくーん」
古市を壁に追い詰め、にじり寄る男鹿を横目に邦枝は古市君ゴメン、と内心謝った。
一方古市は邦枝に必死に視線を送り、助けてくれと言っている。
男鹿はそれが気に入らなかったのか古市の顎を掴んで自分の方へ向けさせる。
「キスしてぇ………俺も」
「…………」
こんな危機的場面で俺は男鹿の顔に汗で張り付く髪を見つめていた。
その様が妙に色気があって鼓動が早くなる。
髪から頬にかけて僅かに流れる汗を、俺は何を思ったのか舐めとっていた。
「っっ―――――――!!!!!????」
「あ、ゴメン………つい」
古市の舌が這った箇所を押さえて男鹿は声にならない声を上げた。
古市が男鹿の顔を覗くといつもからは想像出来ないくらい真っ赤で。
思いきり反らされたが、耳まで真っ赤で驚愕した。
「おまっ……!今皆の前でキスしようとしてたくせに!」
なんで舐めただけでそんなになってんだよ!つか赤い男鹿が可愛すぎんだけど!!
口許押さえてる手も赤いよ!!可愛いやばい可愛い!!
「ふ、古市…………やべぇ」
「ヤバイのはお前だああああああああ!!!!!!」
男鹿の凶悪面のくせに!!
上目使いが可愛いとか大丈夫か俺!!!
「……………っ」
古市はさっきとは逆に男鹿の顎を持ち上げてキスしていた。
「男鹿が……そんな顔すっからだ」
さらにぼぁぁぁ、と赤くなる男鹿を置いて古市は顔洗ってくる、と体育館を出ていった。
「お、俺も行くから待て古市!!」
男鹿と同じく顔を真っ赤にした古市の後を追った。
「…………一応俺逹居んだけどな」
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男古男??たっのすいいいいいいいいいwwww
真っ赤hshsおがふるhshsww
姫ちゃん辺りはいつものごとくスマホ構えてムービー撮ってますww
みんなの前で堂々といちゃついてるのいいよね!!
やはり男鹿古がグランプリだよねえ・・・・・・・・・
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