授業中の古市は真面目だ。
俺が古市の方に体を後ろに向けて話しかけても、 てきとーな相槌を打つだけでノートを書いている。
正直めちゃくちゃ腹立たしいが滅多に見せない真剣な顔を見ては色んな妄想を膨らませていた。

こんな古市真面目バージョンを泣かしたらどんな屈辱の顔になるんだとか。
もし眼鏡とかかけだしたらその上から顏射してぇ、とか。

妄想に胸を膨らませていたんだが非常事態が起こった。





「やべぇ、古市勃った」

「………………は?」


黒板に向いていた目が二つとも男鹿に焦点を合わせて固まった。
近くにいた神崎は飲んでいたヨーグルッチを吹き出し、邦枝は机にゴンッと頭をぶつける。
姫川もその呟きが聞こえたのかニヤニヤと笑って男鹿と古市を見る。


「な、今授業中だぞっ………何言ってんだっ」


小声で訴えると男鹿が熱を浮かべた眼で古市を食い入るように見てきた。
熱い視線に古市は情事のときを思い出さされ、顔が赤くなる。


「古市ー………帰ろーぜ」
「知るかっ…………つかトイレで抜いてこい」

「古市がいい」
「授業中に何考えてんだよ………」
「古市で妄想」

「死ねっ!!」



椅子をガタッと鳴らし教科書を思いきり投げつけたため、皆の視線が集まる。
皆の視線も無視して男鹿を睨み付けた。


「古市てめっ……べる坊が起きたらどうすんだ」
「べる坊の電撃で死ね」


男鹿の背中でぐっすりと眠るべる坊。 男鹿からしたらべる坊を起こされて泣かれることが一番怖い。
だが古市とヤりたいことには変わりない。 尚も男鹿は古市に交渉を試みる。


「一回だけ」
「だめに決まってんだろが」

「もう限界」

「限界突破して死ね」


「おーいお前らそういう話はもっと声のトーン下げて言えー」


早乙女も最初から聞いていたのか注意する。
他の最初から聞いていた数人も深く頷いた。



「古市ーぃ」
「先生、さっきから男鹿がうるさいので黙らせて下さい」

「男鹿、健全な男子たるもの気持ちは分かるが自重しろよー」


早乙女は黒板に書きながらどうでもよさげに声を発する。
そんな言葉を男鹿が聞くはずもなく、古市の輪郭に手を添え唇を重ねた。



「っっ………――――――――――!!!!!!」


声にならない叫び。



「うっわマジかよ」
「なっ、なっ、……………」
「男鹿ちゃんだいたーん」
「ヒューヒュー」


ドン引きの神崎に、バタンキューした邦枝。
にこにこといつも通りの夏目に、スマホを構える姫川。

なんにせよ皆ガン見だ。


古市が男鹿の胸板を叩いても男鹿の行動は止まらない。


「ふ、………っんん」



「……………仕方ねーな」


「うおっ!何しやがるヒゲ!」


早乙女が古市から男鹿を引き離すと古市は涙目でゼェゼェと肩で息をした。
古市の紅潮した頬と、目に浮かぶ涙に神崎は唾を飲み込んだ。

いや、神崎だけではないかもしれない。



「男鹿のっ、アホオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」

「おい古市!!!」


羞恥心から教室を飛び出して行った古市を皆呆然と見つめる。



「ヒゲっ!!俺と古市早退!!」

「りょーかーい、明日は学校来いよ」







男鹿は古市の後を追いかけて、古市を捕まえたそのあとは―――――






――――――――――――――――――――――――
古市が回し蹴りに一票。



つかまともな男鹿古を久々に書いた気がする・・・・・w

二人でちゅっちゅしてるやつ書きたいわあ

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