今日は三木に体育館裏に呼び出された。これが女の子相手なら告白フラグなんだけどなー
なんて呑気なことを思いながら指定場所に行ったんだが…………
どうやらフラグは立っていたようです。
「………………み、三木、もう一回頼む…………。ちょっと耳悪くなったみたいだ」
「えっ、もう一回!?」
「頼む!」
少し頬を赤らめている姿は中学のときを思い出させる。すっかり前に戻っている三木が俺は嬉しい。
そして三木からの一言。
「古市君がす、好きなんだ………付き合ってくれないかな?」
「…………げ、幻聴か」
さっきと同じ聞き間違いをしてしまう。全く、今日は俺の耳どうしたんだ?
男鹿のせいで耳まで男鹿菌に浸食されちまったか。
「あの、古市君?幻聴じゃないよ?」
「……………………」
そうか俺の耳はどうやら正常に活動していたらしい。 それはひと安心。
いやいやいや!!!
ひと安心?って何が!?どう考えても安心出来ねーだろ!
「三木……………一応聞くけどそれって……」
「恋だよ」
うわぁ即答。
古市はなんとなく後ずさったが直ぐに距離を詰められる。
「……………」
古市には理由が分からない。三木が自分を好きな理由。
それに古市は三木の好きな奴は他にいると思っていた。
それは誰に言っても頷ける人物。
「お前、男鹿が好きなんじゃないのか?」
「えぇええっ!!!ち、違うよ!!??」
必死に両手をブンブンと左右にふり、強く否定される。
どうやら本当に違うらしい。
「男鹿のことは好きだけどっ、それは恋じゃなくって……………憧れ?みたいな………、ただ格好良いなって………!」
「ふーん?」
男鹿のことを喋る三木が照れ臭そうにするから、可愛く思えて顔の筋肉が緩む。
あんなに男鹿を恨んでいたのに今ではこんな風に男鹿のことを言ってる。
アイツの友達としては嬉しい。
「…………古市君って無自覚だよね」
「何が?」
「僕が古市君を好きな理由」
「え」
「古市君のその笑った顔が好きなんだ。優しくて、こっちはそんな顔されたら優しくしたいって思う。弱いけど…………本当は強い君が好きだよ」
「…………そ、そんな顔してた?それに強いって…………」
普段人にそんな風に言われたことなんてないからどんどん顔が熱くなっていく。
いや別に俺が三木を好きなわけじゃないんだけど………
「君は無意識なんだろうけど……………君の笑顔を見ると救われてる気がするんだ。ちなみに強いっていうのは心のことだよ」
「そっ、そう言われるのは嬉しいんだけど………。俺、別にそんな大層な奴じゃないし………!」
「君はそうじゃなくても、僕……………いや、少なくとも男鹿はそういう意味で古市君を傍に置いてるんだと思う」
「それってどう、いう………」
意味?と口を開いたが音は発せられなかった。俺の言葉を三木が飲み込んでしまったから。
繋がった部分が優しくて拒否することが出来なかった。
今は閉じられた三木の瞳が本気だったように、きっと俺への想いは三木にとって『本当』で『本気』だから。
「三木…………」
自然と離れた唇に視線が奪われる。また三木も俺の口元を見ていた。
「ごっ、ごめん!いきなり!か、体が勝手に……!」
「いいよ、大丈夫。怒ってないし」
これは本当。別に怒ってない。
もし怒ってたらされた瞬間にボディブローしてたし。
「…………でも古市君は、男鹿に同じことされたら今みたいな反応じゃないよね?」
「そりゃあ………まぁ多分」
怒る?照れる?へこむ?
どれも違う気がするけど、きっと今みたいに大人しくしてない。
「男鹿だからだよ」
「え?」
「古市君が怒ったりするのは男鹿だからだよ。他の人にそんな激しく喜怒哀楽してるの見たことない」
「……………俺のコトよく見てるんだな」
「好きな人相手なら普通だよ。それに…………古市君も男鹿のことよく見てるよね」
「アイツは目離してたら何するか分かんないからな」
「…………古市君、僕が言いたいこと分かるよね?」
「………………」
三木がじとっと古市を見ると思い切り反らされた。
「ま、いーや。もし男鹿にフラレたら僕のところに来てよ」
「こ、告る予定はないから!フラれない!」
「やっぱり古市君可愛い」
「はぁ?」
「男鹿が君を絶対離さないわけ、考えたことある?」
「な、いけど」
「なら一度考えて。それでも分からなかったら本人に聞いて見れば?」
ごめんなさい。この時点でもうフラグ立ってるよね?
まさかのそういうフラグ!?
考えるまでもなく分かってしまったことに胸を高鳴らせながらも、去っていく三木の後ろ姿を掴んだ。
「お、お前の気持ちには答えられないけど、でも…………ありがとう。嬉しかった」
「………男鹿と付き合うことになったら教えてね」
「あぁ」
「それと、………笑って?最初に言ったけど、君の笑顔が好きなんだ。だから君にはずっと笑っていてほしい」
三木が何故俺と男鹿をくっ付けようとしてくれたかは分からなかったけど
告白されたとき、ほんのちょっとだけ………………
三木なら幸せにしてくれそうだと思ってしまった。
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アニバブ36の三木古シーンに思わず書いてしまったwww
三木君は良い子だよ・・・・・・・・・・
こんな三木古好きだ!!
三木→古増えろおおおおおおおおおお
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