久しぶりに怖い夢を見た。
ハッと目が醒めて最初にしたこと。
「あ、青峰っち~…………」
「てっめ…………今何時だと…」
電話をかければ明らかに不機嫌な声。
それもそうだ。
だって今は夜中の2時30分。
「怖くて眠れないんスよ……」
「だっさ………!じゃ、俺は寝る」
「や、やだ。まじ待って!」
「俺は関係ねーだろ」
「話し相手ぐらいいいじゃないっスか」
この人ホントに俺の彼氏?
普通好きな人が怖がってたら今から行く、とかそれぐらい言えよ。
いや……青峰っちは東京だから来れないんだけど……
もうイヤ。
「やっぱ東京の高校にすれば良かった………」
「なんで。別に会いに行かねーぞ?」
うわ、腹立つ。
アンタ本当に俺が好きなわけ?
「別に俺から行くし」
「えー、来んなよ」
「ムカついてきたから今から東京行こうかな」
嫌がらせのつもりで言った。
青峰は黄瀬の言葉に少し黙り、冗談かそうでないか分からないことを黄瀬に言った。
「………来いよ。俺の抱き枕にしてやる」
「…………それって」
抱き締めたまま一緒に寝てくれるってこと?
マジで?
え、どうしよ………嬉しい。
やばい今すぐ行きたい。
でも青峰に乗せられるのはもうこりごりだ。
「いっ行かない!」
「ふーん、いつもなら速攻で来るくせに」
「アンタの言いなりはイヤなんスよ」
恋人同士、対等でいたいじゃないか。
青峰は黄瀬の気持ちを知ってか知らずか電話越しに伝えた。
「朝7時に駅前にいろ。俺から行く、涼太」
「えっ!?」
「んだよ。いやなのか」
「嬉しいに決まってるっス!」
そうじゃなくて今名前で呼んでくれた?
滅多に呼ばないのに……
しかも呼んだこと多分気づいてないし!
「あと一応言っとくわ」
声がさっきよりも優しくなった気がした。
「ちゃんと好きだし」
それは………
「俺を?」
疑問系で聞けばきっぱりと返ってきた。
「お前以外にいねーだろ」
「………駅で待ってる//////」
「あぁ、じゃーな」
電話を切った。
もう夢の怖さなんて吹っ飛んでしまった。
嬉しくて死にそうだ。
「青峰っち来たらとりあえずチューしよ………」
あっつい包容に熱いキス。
そのまま明日はベッドインが理想。
「青峰っちに早く愛されたい……」
たまには怖い夢もいいかもしれない。
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怖い夢にかこつけてイチャイチャですか。
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